大阪市大正区のクオーレ動物病院

クオーレブログ

犬・猫と新型コロナウイルス(COVID-19)について

大阪市大正区のクオーレ動物病院🏥

院長の金谷です。

 

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大がニュースで報じられる度に不安を覚えますね😟

最近、当院にも飼い主様から新型コロナウイルスはペットに感染するのか、ペットからヒトに感染するのかなど問い合わせが来たりします。

2月初めまでは情報が集まってきていなかったので、その様な質問にまだ分かっていませんと回答することがありましたが、今の時点で情報源の信頼性が高いものを飼い主様に提供するために、久しぶりに💦ブログを書きました😅

中国では、不確かな情報からペットが捨てられることもあったと聞きました😢

当院の患者様には、信頼できる情報を得て『正しく恐れる』ことを確認してもらいたいです‼️

 

新型コロナウイルスは犬や猫に感染しません⚠️

 犬や猫にもそれぞれ、犬コロナウイルスと猫コロナウイルスがあります。当院ではないですが、それで誤解される飼い主様がいると聞きます。

  犬コロナウイルス、猫コロナウイルスともにαコロナウイルス属で、新型コロナウイルス(COVID-19)はβコロナウイルス属です。同じコロナウイルス科に分類されますが、別のウイルス属ですので全く別物です❗️

 犬コロナウイルスは犬のみに、

 猫コロナウイルスは猫のみに、

 新型コロナウイルス(COVID-19)はヒトのみに感染します。

 

新型コロナウイルスは犬や猫からヒトに感染しません⚠️

 上記と同じ理由です。

 基本的にウイルスは(人間、犬、猫といった)を超えて感染しません。例外として、狂犬病や鳥インフルエンザはウイルスが種を超えて感染する稀なケースです。

 今のところ、新型コロナウイルスがヒトからペットに感染し、ペットは発症しないがウイルスを保有し、別のヒトに感染させるという ❝ペットの媒介❞ は否定されています❗️

 しかし、ウイルスではないですが大腸菌やサルモネラなどの細菌はペットとヒトを行き来するので、ペットと触れ合った後は石鹸で手を洗うということをWHO(世界保健機関)は推奨しています。

 

新型コロナウイルスに感染した人が近くにいる、またはいたという状況で、ワンちゃんネコちゃんが体調を崩した場合⚠️

 人では、新型コロナウイルスに感染していることが疑われる場合でも、すぐに病院に行ってはいけないと言われています。

 同様に、当院の患者様または患者様の近くの人が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した場合、家族であるペットが体調を崩した場合でも当院に来る前に必ず電話を下さい📞

 電話でお話を聞いたうえで、対応を考えます🤔

 可能な限りワンちゃんネコちゃんのためにできることを考えますが、ご希望に添えないときは一獣医師の限界と異常事態であることをご理解ください😔

 

かなり稀だと思われますが、新型コロナウイルスが突然変異を起こして種を超えて感染する能力を獲得するなど将来のことは誰にも分かりませんが、情報が入り次第お伝えしていこうと思います📝

今回は、WSAVA(世界小動物獣医師会)やAVMA(アメリカ獣医師会)の正式な見解や各獣医師会や獣医師が発信したものを参照し、2020年2月28日現在クオーレ動物病院として出せる情報の一部としてブログに掲載させて頂きました📌

 

先ほど出てきました狂犬病は、犬やヒトだけでなく哺乳類全般が感染する大変なウイルス病なのです😱

ただ、新型コロナウイルスより狂犬病の方がはるかに判明している情報が多いのと、日本が狂犬病清浄国であることから日本人で狂犬病を恐れる人は少ないでしょう。

やはり、情報がない、もしくは日々情報が変わっていくことは不安の原因になります😨

❛人事を尽くして天命を待つ❜ と言われるように、

人には人の予防=体調を整える・手洗い・うがい・消毒・マスク、

ワンちゃんにはワンちゃんに必要な予防=狂犬病予防接種をしてあげて、日々健康に過ごせるようにしていきましょう✨

 

何度も言うように、新型コロナウイルスは人間の間で感染するウイルスです。

ワンちゃんやネコちゃんには感染しません❗️

人間の力で、人間同士が手を取れば必ず、この危機を乗り越えられます‼️

末筆ながら、新型コロナウイルスの感染の一日でも早い終息を心から願います😌

 

🍀大阪市大正区(三軒家・泉尾・千島・北恩加島・北村・小林・平尾・南恩加島・鶴町)の動物病院 
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