大阪市大正区のしんき動物病院🏥
院長の金谷です。
最近、世間をにぎわせている外来昆虫のヒアリ🐜
今まで日本にいなかった外来種で、5月26日に尼崎で見つかったのを皮切りに、全国8ヵ所、7月3日には大阪港🚢でも発見されています😫
私たちが体験したことのない恐怖がすぐそこに来ていると言えるのではないでしょうか😱 もし、ヒアリ🐜が日本に定着してしまったら、自分の身を守れるか不安ではありますが、知識のない小さな子供👶🏻や一緒に散歩に行くワンちゃん🐶が襲われたらと思うと今から恐ろしくなります😱😱
今から正しい知識を身につけておくべきですね👨🏻🏫 刺されるとヒアリ🐜の名前の通り、ヤケドのような激しい痛みに襲われます🔥 ただそれだけでは命に関わる事態にはなりません❗️
1995年の報告によると、ヒアリ🐜が生息している地域の人の51%は1年に1回はヒアリ🐜に刺されているらしいです📝 刺されてヒアリ🐜の毒が体内に入ることでアナフィラキシー反応💥が起こり、それによるショック⚡️が人を死に至らしめます😨
1996年の報告ではヒアリ🐜によるアナフィラキシー💥を起こす確立は7%だそうです📝 (ただ、報告によりばらつきがあり、7%が信頼できるかは不明) ニュースであおられているアナフィラキシー反応💥が成立するためには、過去に1回以上刺されたことがあり、体内にヒアリ🐜の毒に対する抗体が作られていることが条件です。
今年がヒアリ🐜が初上陸で海外で噛まれた経験がなければ、我々はまだヒアリ🐜の毒に対する抗体は持ってないのです💡
ただ、ヒアリ🐜の毒はハチ🐝の毒に似ていると言われており、ハチ🐝に刺されたことのある人は注意が必要です⚠️ 何よりもまず、刺されないということを心がけないといけません⚠️⚠️ 調べるとヒアリ🐜自体は薬剤抵抗性が特に強いわけではないとのことで、通常のアリ用殺虫剤でも十分に効果が発揮されると考えられています📝
実際、キンチョー®で有名な大日本除虫菊株式会社やアース製薬、フマキラーなど殺虫剤のメーカーはアリ用コンバット®、ウルトラ巣のアリ退治®、ハイパーアリの巣コロリ®などアリ用殺虫剤でもヒアリ🐜に対して有効であることを海外で確認したとそれぞれ発表しています📰
上記の商品の主な殺虫成分は ‘フィプロニル’ という成分で、これはスポットタイプの犬猫用のノミダニ予防薬にも含まれています🐶😺 もともとフィプロニルが入ってるノミダニ予防薬は昆虫類であるノミやクモ類であるダニの神経に作用するので、昆虫類のヒアリ🐜に有効である可能性があるのではないかと思っております🤔 これに関しては、科学的なデータが出ているわけではないです⚠️ 製薬会社に話してますので、調べてくれたら良いな〜と思う今日この頃ですΣ(‘◎⌓◎’)
当院でフィプロニルが入っているノミダニ予防薬は
犬用のフロントラインプラス
猫用のブロードラインです。
もし、ヒアリ🐜がこれから定着してしまったら、ワンちゃん🐶ネコちゃん😺が外に行くときは月1回の予防がさらに重要性が増しますね💡
先日ニュースでビックリしたことがあります❗️ ヒアリ🐜が定着してしまった台湾🇹🇼では、ニオイでヒアリ🐜の巣を見つけるように訓練された探知犬🐶を使ってヒアリの巣を駆除することもしているそうです💡
きっと探知犬たち🐶はフロントラインのような駆虫薬をつけてもらっているんでしょうね✨ 2001年に巣が見つかったニュージーランド🇳🇿では1億2千万円の経費をつぎ込んで水際での駆除に成功した例もあります💡 物流のグローバル化によって、ヒアリ🐜が進入してきたのは仕方ないですが、定着を防ぐためには行政に頑張ってもらわねばいけないでしょうね。
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