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うさぎの食欲低下にご注意ください
食欲低下などの症状は深刻なサインです
うさぎは自然界では被捕食者にあたりますので、通常、具合が悪くなっても症状を隠そうとします。
なので、食欲低下などの症状をみせるということは、重篤な症状が起こっているサインの可能性がありますので、「そのうち食べるようになるだろう」と放っておかずに、すぐに大阪市大正区のクオーレ動物病院までご連絡ください。
便の形・数に注意するようにしましょう
うさぎの健康を守るうえで大事なのが、便の形・数の確認です。
食欲不振になると、便の形が小さくなったり、数が少なくなったりします。
ごはんの減り方では食欲が確認できない場合でも、便の形・数ならすぐに見てわかりますので、常にトイレを清潔な状態に保つように心がけて、お掃除の時などに便や尿の変化を見逃さないようにしましょう。
うさぎのよくある病気
うっ滞
うさぎにとって、胃腸(特に盲腸)は大切な器官となります。
この胃腸でうっ滞(運動低下)が起こると、食欲不振や下痢などの症状が現れます。
主な症状
- 食欲不振
- 歯ぎしりをする
- 下痢
- 便が小さい・形がいびつ
- 便が少ない・ない
など
不正咬合
うさぎの歯は一生伸び続けるのですが、噛み合わせが悪くなったり、歯が異常な方向に伸びたりすることで、口の中を傷つけてしまう場合があります。
そのほか、ごはんが食べにくくなって、生活の質に影響することもあります。
うさぎの性格や症状に応じて、麻酔の実施を判断して、歯科処置で改善をはかります。
主な症状
- ごはんを食べづらそうにしている
- 食欲不振
- 歯ぎしりをする
- よだれがよく出る
- 目やにが出る
など
スナッフル
パスツレラ菌などの細菌に感染し、鼻炎・副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などにかかってくしゃみや鼻水などの症状が現れることを「スナッフル」と言います。
細菌に感染しても無症状の場合もありますが、季節や環境の変化や、不衛生な飼育環境などが要因となって症状が出ることもあります。
病気が進行すると肺炎を引き起こしたり、胸に膿が溜まって呼吸困難になったりする場合がありますので、注意が必要です。
主な症状
- 頻繁にくしゃみをする
- 透明な鼻水が出る
- 鼻のまわりの毛がガサガサになっている
- 呼吸時の異常音(鼻で苦しそうに息をしている)
など
毛球症
毛づくろいの時や、換毛の時に飲み込んだ毛が胃内に溜まったものを「毛球」と言い、これが原因で起こる病気を毛球症と言います。
うさぎは飲み込んだものを吐き出すことができず、さらに胃から十二指腸への出口が小さいため、毛球症になりやすいとされています。
主な症状
- 食欲不振
- 便が少ない・ない
- 元気がない
など